33年
(C)箱舟の聖母社


ルドビコ茨木に会う

シストとカタリナとルイスぼうや。六左衛門と林の親分とおかみは間にあった。1月19日、彼らは、尾道で殉教者たちに会えたのだ。真冬なのに一重の着物。そして、はだしである。はだしの足は、はれあがり出血している。着物は大量の血によごれている。左耳がそがれて、そこからの出血だ。六左衛門は、イエズス会の三人の仲間にかけよっていく。パウロ三木、ヨハネ五島、ディエゴ喜斎だ。子どもが3人で、歩いている。一番ちっちゃい子にシストとカタリナが、高らいの言葉で呼びかける。ルドビコ茨木だ。ルドビコが、うれしそうに呼ぶ。


ルドビコ 
「お父さん、おじさん、高らいの人たちだよ。」


林の親分は、中国人の男の子、アントニオが、呼びかけた中国語に答えたので、その子と話しはじめている。この区間は、さいわいなことに役人の頭が、話しをするのを見のがしてくれている。ルドビコに呼ばれて、彼の父のパウロ茨木とおじのレオ烏丸が高らいの言葉で答える。たちどまることはできない。


2008年6月4日 UP
著者 ジャン・マリー神父・ソーンブッシュ・リトルヨハネ
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